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ビジネスの中心にあるメーリングリスト

上述のとおり、ライティングスタッフは在宅ワークの主婦がメインであり、子育てや家事をしながら、合間の時間をライティングに活用しているケースが ほとんどだ。子どもたちが寝静まった夜中に仕事をするスタッフや、時差のある海外で働くスタッフもいるため、メール以外のリアルタイムコミュニケーション 手段が使いにくいという事情もある。
ライティングの細かな言い回しや用語の使い方を指示したり、顧客から頻繁に修正が入ったりすることも多々ある。こうした指示や修正を記録する媒体としても、メールは使い勝手がよい。
「当社の顧客には地方の小企業なども含まれており、ITに詳しくない方も大勢います。多機能ではあっても修練が必要なコラボレーションツールより、使い慣れたメールのほうが好まれるのです」(江島氏)

停止や遅延のないメールサーバーインフラが必要

グリーゼにとって、メールシステムはビジネスの生命線と言っても過言ではない。しかしそれだけに、トラブルが発生して停止することは絶対に避けなければならない。ライティングの依頼や修正の指示が届かないという事態が発生すると、大きな問題となってしまう。
そこで江島氏らがメールサーバーのプラットフォームとして選択したのがNTTPCが提供するWebARENAの共用レンタルサーバー「SuiteX」である。SuiteX上では、数十のメーリングリストのほか、4つのサイトを運営している。