メールサーバの構築_Dovecotの設定

設定する内容

SuitePROの仮想専用サーバには初期状態で「Dovecot」というPOP3/IMAP4サーバプログラムがインストールされています。 ほかに「Cyrus IMAP」というPOP3/IMAP4サーバプログラムもインストールされていますが、 ここではDovecotの設定方法を掲載しています。

このマニュアルでは、例として以下のようなご利用形態を前提として記述しております。 動作をカスタマイズしたい場合は設定ファイルの書き換えが必要になりますが、 オンラインマニュアルに記載されていない設定については弊社のサポート対象外となりますので、 この例と異なるご利用形態でお使いになる場合はDovecotの設定方法について解説されている書籍・Webサイトなどをご参考に お客様にて設定ファイルの内容を書き換えてご利用ください。

  • POP3プロトコルでメールを受信できるようにする。
  • スプールの形式をMaildirにする。
  • Dovecotの証明書はセフルサイン証明書を使用する。
  • 証明書・鍵は初期のものを削除し、お客さま側で証明書、鍵を発行し直していただく。

Dovecotのセルフサイン証明書発行

SuitePROのCentOS5では、Dovecotのセフルサイン証明書
/etc/pki/dovecot/certs/dovecot.pem 、/etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem
は、削除した状態でご提供しております。

Dovecotご利用の際には、下記手順でDovecotの証明書の発行を行ってください。

  1. サーバにSSHで接続し、rootアカウントを使用してログインします。
  2. 既存の秘密鍵、証明書を削除します。
    [root@localhost ~]#  rm /etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem 
    rm: remove regular file `/etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem'? y
    [root@localhost ~]#   rm /etc/pki/dovecot/certs/dovecot.pem  
    rm: remove regular file `/etc/pki/dovecot/certs/dovecot.pem'? y
  3. Dovecotの設定ファイル/etc/pki/dovecot/dovecot-openssl.confを必要に応じて編集してください。 * 何も設定しなくとも証明書の発行は可能です。
    [root@localhost ~]#  vi /etc/pki/dovecot/dovecot-openssl.cnf
  4. Dovecotのセルフサイン署名証明書、秘密鍵を作成します。
    生成するための以下のコマンドを実行してください。
    [root@localhost ~]# /usr/share/doc/dovecot-1.0.7/examples/mkcert.sh
    Generating a 1024 bit RSA private key
    ..........................++++++
    ......++++++
    writing new private key to '/etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem'
    -----
    
    subject= /OU=IMAP server/CN=imap.example.com/emailAddress=postmaster@example.com
    SHA1 Fingerprint=16:0D:1A:DC:B6:9E:80:CB:7E:20:D0:55:8F:45:76:12:E7:AE:C4:61

    「POP3」「IMAP」で運用を行われる場合は、下記の「Dovecotの設定手順」にお進みください。
    「POP3s」を利用される場合は、 POP3 over SSL をご参照ください。

Dovecotの設定手順

Dovecotの設定手順は以下の通りです。

  1. サーバにSSHで接続し、rootアカウントを使用してログインします。
  2. viなどのテキストエディタで /etc/dovecot.conf ファイルを開いてください。 viで /etc/dovecot.cong ファイルを開くコマンドは以下の通りです。
    [root@localhost ~]# vi /etc/dovecot.conf
  3. Protocols の項目では対応するプロトコルを指定しています。デフォルト状態では、この行がコメントアウトされているため、 行頭の「#」を削除してpop3を有効にしてください。
     protocols = imap pop3 (←行頭にある # 、pop3s、imap3を削除)
  4. mail location の項目でメールスプールをMaildir形式に指定します。
     mail_location = maildir:%h/Maildir
    (行頭にある # を削除し、maildir:%h/Maildir を記述)
  5. 以下のコマンドを実行し、Dovecotを起動してください。
    [root@localhost ~]# service dovecot start

自動起動の設定

上記の設定を行ってDovecotを起動するとPOP3/IMAP4サーバとして動作するようになりますが、 そのままの状態ではOSを再起動するたびに手動でDovecotを起動しなければなりません。

OSの再起動と同時にDovecotを自動起動したい場合は、chkconfig でdovecot をon に設定してください。 chkconfig での設定方法は、オンラインマニュアル内 サービスの自動起動設定 に掲載しておりますのでご参照ください。