WebARENA VPSクラウドには2種類のアカウントがあり、用途に応じて使い分けていただく必要があります。
各アカウントの用途・仕様は以下のとおりです。
インスタンス(仮想専用サーバー)を管理するための管理者用アカウントです。
Linuxのroot権限を使えますので、OS・サーバープログラムの設定を自由に変更することが出来ます。
アカウント名は root です。
このアカウントは最初から作られており、削除したり名前を変えることは出来ません。
インスタンス(仮想専用サーバー)を使用するためのユーザー用アカウントです。
アカウント名はCentOSで使用できる名前であれば自由に決めて使うことが出来ます。
ホームページのコンテンツをアップロードするためのFTPアカウントを増やしたい場合などはユーザーアカウントを作成して下さい。
初期状態ではメールアカウントを追加したい場合など、root以外のアカウントを使用したい場合は rootでインスタンスにログインして以下のコマンドを実行して下さい。
[root@localhost ~]#useradd (ユーザー名)
たとえば、「nttpc」というユーザーアカウントを作成したい場合は以下のコマンドを入力します。
[root@localhost ~]#useradd nttpc
ユーザーを追加したら、そのユーザーのパスワードも設定して下さい。パスワードが設定されていない場合、そのユーザーはFTPログインすることが出来ません。
[root@localhost ~]#passwd nttpc Changing password for user nttpc. New UNIX password:(設定するパスワードを入力) Retype new UNIX password:(同じパスワードをもう一度入力) passwd: all authentication tokens updated successfully.
作成したユーザーアカウントを削除したい場合は以下のコマンドを入力します。
[root@localhost ~]#userdel (ユーザー名)
たとえば、「nttpc」というアカウントを削除したい場合は以下のコマンドを入力します。
[root@localhost ~]#userdel nttpc
初期状態でシステムで使われるアカウントが多数登録されています。これらのアカウントを削除するとサーバが正常に動作しなくなる場合がありますので、アカウントの削除を行う場合はお客さまご自身が作成されたユーザアカウントであることをご確認の上、慎重に行って下さい。