GPUインスタンスの作成~接続手順
本記事では、WebARENA IndigoGPUの利用開始の方法をご紹介します。
基本的な操作のご案内となり、手順に沿って進むことでインスタンスの『作成』~『接続』までが完了するようなコラムとなっております。
1. はじめに
まずは、WebARENA IndigoGPUの開通通知を受領していることを確認してください。
続いてサービスのご利用開始にあたり、コントロールパネルのパスワードリセットが必要となります。
リセット方法は、下記の「パスワードリセットはこちらから」をクリックし、パスワードリセット画面へと遷移してください。ページ遷移後、ご連絡先メールアドレスを入力し、リセットボタンをクリックしてください。
パスワードリセット画面
ご連絡先メールアドレス宛に、『WebARENA パスワードリセットのご確認』メールが送付されます。
メール本文中に記載のURLにアクセスし、コントロールパネルのパスワードリセットをしてください。
パスワードのリセットが完了しましたら、コントロールパネルにログインし、サービスをご利用ください。
ログイン画面
コントロールパネルログイン後画面
2. インスタンスの作成
左メニュー「インスタンスの作成」をクリックします。
ステップに従って、各項目を選択します。
まず、『インスタンス名』の項目に、任意の“インスタンス名”を入力します。
有効なインスタンス名が入力されると、次のステップ 『GPUを選択』が表示されます。
GPUを選択したら、次のステップ 『ストレージを選択』が表示されます。
ストレージを選択 したら、『OSバージョンを選択』が表示されます。
OSバージョンを選択したら、『ソフトウェアを選択』が表示されますので、処理を進めてください。
ソフトウェアを選択したら、これまで選択したインスタンスの項目が表示されますので、内容を確認してください。
選択したインスタンスの内容に問題なければ、最後に『料金プランの選択』で“従量課金”もしくは“月額課金”を選択します。
インスタンス作成後、料金プランの変更は出来ませんので、ご注意ください。
『インスタンス用秘密鍵を選択』項目において、任意の"秘密鍵の名称"を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
インスタンスに接続する際に使用する秘密鍵を選択し、「確認画面に移る」をクリックします。
「インスタンス作成の確認」の項目で、選択した内容を確認し、問題なければ作成をクリックします。
インスタンスが作成されている間、ステータスは 『Pending』状態となっています。
ステータスが『停止中』となったら、インスタンスの作成完了です。
※インスタンスが『停止中』の間は、課金はされていない状態です。ステータスが『起動中』になった時点で課金が開始されます。
3. インスタンスへ接続
インスタンスへ接続する前に、いくつか事前準備が必要です。
手順に沿って、準備を行ってください。
3-1. アクセスサーバー用秘密鍵の保存
左メニューの「インスタンス管理」をクリックし、「インスタンスへの接続方法」の項目において、「アクセスサーバー用秘密鍵ダウンロード」のボタンをクリックします。
ローカルPCに “ackey.txt” がダウンロードされます。
ローカルPC上に、下記のフォルダ配下に「.ssh」フォルダを新規作成して、ダウンロードした “ackey.txt” を保存します。
新規フォルダ作成する場所は、PC>ローカルディスク(C:)>ユーザー>ご自身のユーザー名のフォルダです。
例) sample_userというユーザー名の場合
C:\Users\sample_user\
上記、ローカルPCのユーザーのフォルダを開き、フォルダがないところで右クリックをします。
「新規作成 > フォルダ」をクリックし、 “.ssh” という名前のフォルダを作成してください。
ダウンロードされた “ackey.txt” を、.sshフォルダ配下へ保存してください。
※sample_userの場合は、以下がフォルダ名になります。
C:\Users\sample_user\.ssh
3-2. インスタンス用秘密鍵の保存
「ダウンロードする秘密鍵を選択」のプルダウンメニューから、作成済みの秘密鍵を選択し、「インスタンス用秘密鍵ダウンロード」ボタンをクリックします。
ダウンロードされた “mykey.txt” を、.sshフォルダ配下へ保存してください。
※sample_userの場合は、以下がフォルダ名になります。
C:\Users\sample_user\.ssh
3-3. WindowsPCからインスタンスへ接続
コントールパネルからインスタンスを起動します。
左メニュー「インスタンス作成」画面から、接続したいインスタンスの【起動】をクリックします。
ポップアップが表示され、起動実施の確認メッセージが表示されます。
内容に問題がなければ、【起動する】ボタンをクリックしてください。
※インスタンス起動後、接続状態になった時点で課金が開始されます。
インスタンスの起動処理中は、IPアドレス欄は Pending と表示されます。
起動が完了したら、IPアドレスが表示され、ステータスは 起動中 と表示されます。
インスタンスへ接続するためのクライアント端末のOSには、WindowsOS、MacOS、LinuxOSを利用することができますが、以下ではWindowsOSのクライアント端末からアクセスする方法です。
ローカルのWindowsPCでターミナルを起動します。
※インスタンスへの接続には2つのターミナルを起動する事になります。
1つめに開くターミナル(以下、ターミナル1)は、ローカルPCのポートをアクセスサーバーを経由してインスタンスのポートに転送する役割になります。
2つめに開くターミナル(以下、ターミナル2)からローカルPCのポートに接続すると、ローカルポートからインスタンスのポートに転送され、インスタンスに接続ができます。
まず、ターミナル1を起動します。
起動したら、カレントディレクトリが C:\Users\sample_user> になっている事を確認します。
※sample_user”はお客様環境の作業ユーザーによって異なります。
問題なければ下記のコマンドを入力し、Enterキーをクリックします。
ssh -L 20122:[インスタンスIP]:22 -l user as-highreso.com -p 30022 -i .ssh\ackey.txt
※インスタンスIPは、コントロールパネルから確認出来ます。
SSH接続するか否かの確認が表示されますので("Are you sure you want to continue connecting(yes/no)")
"yes"と入力後Enterキーを押下します。
ターミナル2を起動します。ターミナル1は閉じずに、作業を進めてください。
ターミナル2のコマンドは、ローカルPCのポートにアクセスするものです。
ターミナル2では下記のコマンドを入力し、Enterキーを押下してください。
ssh user@localhost -p 20122 -i .ssh/mykey.txt
コマンドを実行すると以下のメッセージが表示されるので「yes」を入力し、Enterキーを押下します。
※Are you sure you want to continue connecting(yes/no)"は初めてインスタンスにアクセスする場合に限り表示されます。
user@インスタンス名: ~$が表示されると、インスタンスへの接続が完了です。